クセ毛の悩みが軽くなるのは、正しいカットを受けた時
クセ毛が上手くセットできなかったり、クセ毛だから希望のヘアスタイルにできなかったりするのは全てカットベースで決まります!
毎日の扱いやすさが180度変わる、プロがこだわるポイント
美容室で「いつも通り切ってください」とオーダーすると、ほとんどの美容師は“まっすぐな髪”を前提にカットを進めます。でも、クセ毛さんの場合はこれが落とし穴になることって少なくありません。
クセ毛は一本一本の動きが違い、濡れている時と乾いた時の“ギャップ”も大きい。だからこそ、カットの工程そのものが通常のカットとは全く変わってくるんです。
ここでは、クセ毛カットを専門に扱う立場から、実際のサロンワークで気をつけているポイントを、できるだけ自然に、リアルにお話しします。
1. クセ毛カットで最も大切なのは「乾いた状態の再現性」
クセ毛は、濡れている時と乾いている時で長さが2〜4cm以上変わることもあります。
特に波状毛や縮毛に近いクセは、濡れている時は伸びて見えるのに、乾くと一気にカールが戻るため、
“濡れた状態の長さ”だけで判断して切ると必ず誤差が出る のが特徴。
だからクセ毛カットは、以下のように工程が変わります。
●濡れている時より“乾いてからの長さ”を基準に考える
●毛流れを見ながら、一束ずつクセの強弱を確認して切る
●同じクセでも右側・左側・後ろで動きが全く違うため、ゾーンごとにカット方法を変える
この“癖の個性を読み解きながら切る”という作業は、通常のカットと大きく違うポイントです。
2. 「スキ方」を間違えると、クセ毛は一気に扱いづらくなる
クセ毛さんがよく口にする悩みといえば…
広がる
パサつく
表面がバサバサする
毛先がハネて落ち着かない
これらの原因のほとんどが、 “すきバサミの入れ方” と言っても過言ではありません!
通常のカットでは量を取るためにすきバサミを広範囲に入れることがありますが、
クセ毛に同じやり方をすると“軽すぎ問題”が起きて、収まりが悪くなってしまいます。
プロとして気をつけているのは…
毛先だけ軽くするのはNG(ハネる原因)
表面のすきすぎは絶対に避ける 内側の重さをどう残すかでフォルムが決まる
「量をとる=軽くする」ではなく「動きとおさまりのバランスを調整する」という意識
クセ毛は重さのバランスが生命線。
“軽くしすぎれば楽になる”わけではなく、むしろ逆になるケースが多いんです。
3. クセ毛は「生えグセ」を無視して切ると崩れる
クセ毛で難しいのは、毛先だけじゃなく 根元の方向 にもクセが影響するところ。
つむじ周り
前髪の立ち上がり
サイドの浮き 襟足のうねり
こういった“生えグセ”を無視してベースを作ると、どんなに上手く切っても再現性が低くなります。
クセ毛カットでは…
つむじの向きを見て“落ちる位置”を判断
左右差のあるクセは、同じ切り方をしない
浮きやすい場所は、根元の方向を考えて長さを微調整
全体のバランスより「1本1本の落ちる位置」を優先
通常のカットが“デザイン優先”だとすれば、
クセ毛カットは “素材を優先してデザインを作る” という考え方で進めます。
4. カットラインは直線ではなく「動きを読んだ曲線」で作る
まっすぐ切ると綺麗に見えるストレートヘアとは違い、
クセ毛はカットラインを“直線で作れない”髪質です。
プロがクセ毛カットで心がけているのは…
一束ずつのカールの向きを読んでカット
あえて“ズラしながら”ラインを作る
動いた時に形がキレイに見えるように微調整
毛先が重なった時の影・立体感を計算する
クセ毛は“髪が動くこと前提”でデザインしないと、しっくり馴染みにくいんです。
5. クセ毛は「最適な長さ」が人によって違う
クセ毛は、長さの違いが扱いやすさに大きく影響します。
ショートはクセが活かしやすい
ボブは丸みの作り方が命
ミディアムは広がりやすい
ロングは重みで落ち着く
同じクセ毛でも、太さ・強さ・ダメージ・生活スタイルによって“似合う長さの基準”が全く変わります。
そのためクセ毛カットでは、長さの見極めも非常に重要になります。
6. MONMAがクセ毛カットで大切にしていること
クセ毛は「活かす」か「抑える」のどちらかだけではありません。
実際には “活かしながら整える” のが一番フィットしやすいと感じています。
クセが動く方向、生えグセ、髪の太さや強さ、生活環境まで含めて見極め、
毎日のスタイリングがラクになるように、カットで土台を作ることを大切にしています。
無理にストレートに寄せるのではなく、
“その人のクセの癖”に合わせてカットすることで、扱いやすさは本当に変わります。
まとめ
クセ毛カットは、通常のカットと違って
観察力が技術の一部
になる施術です。
濡れ⇄乾きの差
生えグセ カールの向き
量のバランス 長さの最適値
こういったクセ毛特有の要素を踏まえてカットすることで、
普段のお手入れが格段にラクになります。
クセ毛で扱いにくさを感じている方には、
一度【クセ毛カット】に慣れている美容師に相談してみるのもおすすめです。
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